2024.12.4
きょうは通院日で、朝7時過ぎに出て夕方４時過ぎに帰ってきた。待ち時間が長く、周辺を散歩したりした。いつも病気の人の多さに驚く。
血液検査の結果‥‥腫瘍マーカーは289.6。先週より40下がったが、下がるペースは鈍くなっている。血栓の数値はあまり変化なし。酷かった時よりはいいが安心できる状況でもない。肝機能はだいぶ改善した。マーカーの数値次第で、抗がん剤治療の方針は変わるかもしれない。
今回も白血球や血小板の数値が何とかクリアしたので、ゲムシタビンの点滴を受けた。２時間半近く待ったが。
点滴は１時間余りかかる。その間私は持参した古いアイポッドを聞いてうとうとしている。シベリウスの交響曲。広大な雪原と大空を勝手に思い浮かべながら。皆さん忙しい日常から束の間離れられる時間なのか、隣からかすかに寝息が聞こえた。
待ち時間に病院のホールにあった患者サポートセンターの展示コーナーをのぞいた。クリスマス模様の原稿用紙に、癌患者が自分の対処法を手書きで書いたレポートが１０枚ほど貼ってあった。
乳がんの再再発の女性。ネガティブな感情に陥ることはある。そのネガティブな感情を言葉にして、ノートに書きつける。その感情はノートが覚えていてくれるので、自分はそれを忘れて寝に就く。
ステージ４の男性。食べ物、運動など毎日の日課を決め、それを守る。
女性でやはりステージ４だったか、それまで何の興味もなかったKーポップに友達から誘われ、はまってしまった。いまはコンサートに行くことに夢中。 等々。
読みながらまた涙が出てしまった。癌とともにある人々の姿。
